コロンビア エルパライソ農園 アナエロビック ライチ 200g 中煎り
スッキリとしたフルーティーな味わい。トロピカルな風味と僅かに感じる渋味、口に含んだ後の鼻に抜ける香りは、まさにライチを連想させる驚きのコーヒーです。
爽やかなコーヒーがお好みで、普通のコーヒーからは気分を変えたいという方にはオススメな一杯。アイスコーヒーとしても優秀です。
アナエロビックとは正式にはアナエロビックファーメンテーション。コーヒーを密閉容器に詰めて空気に触れさせずに発酵を促す、近年コーヒー業界では注目されている精製方法です。日本語では嫌気性発酵と言われます。
酸素を必要としない微生物の活性化を促し、通常の発酵時とは異なるコーヒーの新たな風味を作り出すことが主眼となります。
エルパライソ農園の農園主ディエゴ・サムエル・ベルムーデス氏はコロンビアのアナエロビック第一人者として知られ、独自の嫌気性発酵、乾燥の技術を用いて様々なフレーバーを生み出しています。
今ロット『ライチ』は、チェリーの状態で48時間、18度の温度下で嫌気性発酵を促し、脱果肉後に今度は96時間、19度の温度下で再度嫌気性発酵を行うダブルアナエロビックファーメンテーションを採用。
水洗工程では、初めに40度のお湯で洗い、その後12度の水で再度洗浄します。
乾燥の際も、温度35度、湿度25度の環境で34時間乾燥させ、水分値を11%に一定化。安定的に狙いの味わいを作り出すことに成功しています。
焙煎度によっては『ライチ』以外の風味を感じられるところがあったのですが、やはり一番印象的なライチフレーバーを引き出すために、中煎りと浅煎りの中間付近の狭いゾーンを攻めました。
飲んだ瞬間のインパクトはもちろん、フルーティーな味わいは一瞬飲んでいる物がコーヒーであることを忘れてしまうかもしれません。
ほんの少し甘味を加えて飲むのもよりフルーツ感が増してオススメです。
コーヒーの新たな楽しみを感じられる一品ではないでしょうか。
【豆の詳細】
【生産国】コロンビア
【地域】カウカ県ピエンダモ地区
【農園】エルパライソ農園
【規格】EX(エクセルソ)
【品種】カスティージョ
【標高】1,700m以上
【精製法】ダブルアナエロビックファーメンテーション(アフリカンベット、天日乾燥)
【焙煎度】ハイロースト